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Q15
現在の原発に比べて、核融合は放射能に関しては安全と理解できたが、本当に安心できるのか。100%安全か。
Ans.
原子力に関する不信感が強いのは分かるが、放射能が出ないということで、あとは科学の力を信頼していただくしかない。
等圧プラズマ核融合炉も大きな装置であり、これを運転維持するためには、当然、安全対策を考えるのは必要だ。
現時点で、あえて不安要素を探してみると
① 超伝導装置を使用するため、電磁波の問題への対策が必要
② 核融合反応で、水素、酸素ガスが発生するため、水素燃焼、水素爆発の対策
③ 重水壁が何らかの原因で水膜不足となり、炉体が内部で曝される
などであろうか。
この中では、
① の電磁波が作業者へ与える影響が要注意である。
日本では、電磁波の規制がないが、電子レンジ、IH器具など200mG以上の電磁波を出しているものも多い。
もちろん、離れていれば減衰するが長時間近辺に曝されると危険と言われる。
携帯電話もしかりである。
従って、核融合炉の運転に際しては、超伝導磁石から一定の距離を立ち入り禁止にする必要はある。
それにしても、電磁波規制がはっきりしない日本は不思議な国でもある。
これに関連すると、風力発電の低周波も人体への影響があり、普及する前に検証して規制をすべき問題でもある。
② 核融合反応では、ヘリウム、重水素、酸素がガスとして発生する。このうち、重水素は可燃物として酸素と反応する可能性がある。
重水素に対して、一定の割合(爆発限界内)に混合すれば、爆発的な燃焼の可能性があるが、炉内、配管内では、ある速度以上で動いているため、混合範囲に留まる可能性は少なく、経路でのガス分離機が機能していれば、これらのガスは定常的に分離される。
また、福島原発のように、仮に系外に重水素が漏れたとしても、建屋に排気装置を設置しておけば爆発は防げる。
③ 重水量の管理、反応状態の管理などは、当然、運転条件として設定される問題で、自動制御で対応できる。
また、モニターでの監視条件にもなる。
万一、重水供給量が不足した場合は、先ず、核融合反応が低下、停止する。
一時的に、炉壁のステンレスがむき出しになったとしても、冷却ゾーンの周壁近辺は数百度以下であり、重水蒸気も満たされており、ステンレスが溶けることは有りえない。
これ以外にも、通常の発電所としての安全対策は必要となろうが、それらの対策、遵守は当然のことである。